コレだけ俺がを愛してる事が


どうして伝わらないんでしょうかねぃ。





行動が足りませんかぃ?




それとも





そんなに




貴女は




色恋ってモンに疎いんですかぃ??







それでも


俺は



今の関係に



納得できるはずがなくて。





























相応ー関係を深める為だけにー































沖田には想い人がいた。



 



真選組唯一の女隊士で、



この組の創設の頃から、

天然理心流の道場からの
仲間でもあった。



九歳で入門した沖田に
色々と世話をしてくれた姉的な存在で。
歳は沖田よりも3つ年上だった。




沖田は幼心にその歳の差を思い知っていた。
近藤や土方の大きな背中を見て育ってきて
その中にいる彼女に追いつきたいと願い続けていた昔。
三人の会話はまるで自分の世界と切り離された所のものの
ようにさえ感じられた。


もしかしたら自分は
三人には
背伸びをしたがるガキにしか見えていなかったのかもしれない。






月日も流れ
ついに剣の腕は組でも随一となり得た。
しかし

どうしても
その三人の横に
並べない自分がいるような気がしてしまう。


隊長の座だけでは足りない名誉。

自分が副長になれたなら。
あの人と対等になれるのだろうか。






否、
どう考えても自分には負い目しか感じられなかった。

一心不乱に
己の気持ちを押し殺し

激務を遂行しても


「(今でも彼女の存在は俺の中では大きくて・・・・・・・・・)」



を目で追う自分が居た。









いつだったか

近藤に茶化されて
「女はできたか?」

と言われ


「そういうのは、もう飽きました」


と意地を張ったことがある。


「飽くほどとはな、どうするよ!!!トシィィィ!!」

「うるせぇ!ハッタリだろうが」

(あぁ)



沖田はこんなやり取りの中でも心底思うことがある


(なんで、こんなに浮かれていられるんですかねぃ)




ポーカーフェイスがうまく作れても
気持ちの整理が付かない沖田にとっては
色恋の話をされる事自体がいやだった。




















「総悟」



「総悟!!!起きなさい!!!」






バッと愛用のアイマスクが剥ぎ取られ
沖田の視界は一気に光を含んだ。
一度ぎゅっと目を瞑り、ゆっくりと瞼を上げると
調度、下を覗うの顔が見えた。




「どうしたんですかぃ・・・・もう少し寝かせて欲しいもんでさぁ・・・」

「どうしたじゃないでしょう?今日は市中回りよ?」

「あぁ・・・そうかもしれやせん・・・・・」

「ホラ起きて!!!」



本当は市中回りだと解っていた。
しかし、今日の相方は土方である。
それも解っていて沖田は行くのを渋ってここで寝ていたのだ。

グイと手を掴んでは沖田を起そうとする。

無意識なその行為なのに

沖田の心は
その触れられた手に集中してしまう。


「は・・・離して下せぇ。一人でも起きられますよ」

「そう?じゃ、早く!!トシに迷惑かけないの!!!」

「・・・・・・・・・。えぇ」



トシと



その口から言葉が発せられる度に
どれだけ自分の胸が苦しくなる事か・・・・
その愛しい声で

総悟


名前を呼んでもらえることよりも
過敏に反応してしまう。

憎悪にも似た嫉妬心。

「俺ァ、土方さんに迷惑が掛けたくて寝てたんですけどねぃ??」

こころの内を全く見せず
にっこりとに笑いかけると
沖田は背伸びをしつつ部屋を出た。






何で


何でこんなことで

こんなにも悔しいんだ・・・・?


己に問いただしたところで。
何も見えはしなかった。






「総悟・・・・テメェ。今何時だと思ってんだよ!!」

「あ、土方さん、丁度イイ。俺ァ今機嫌が良くないので死んでくだせぇ!」

「ふざけんなァァァァ!!!!侘び一つねぇじゃねぇかぁぁぁ!!!」



いつもの騒動
コレが当たり前かのような日常。

どこか冗談めいて見えるだろうその光景を
周りは誰一人止めようとはしなかった。

まぁ

剣技でも柔術でも
止められる人物はそうといなかったのもあるだろうが。



しかし

土方はなかなか手ごわいのだ。
本気で斬りかかっても
バズーカを持ち出そうとも

なかなか屈しないのが解る。

それだけではない。

思考までもだ。

時に沖田にとって不利になるような質問をしてくる事があった。
沖田にとっては邪推にしかならないもので
不愉快極まりないのだが。


何より、その見越したような
スカした態度が気に入らないのだ。

(土方さんにだけは俺の本当の気持ちはわかりっこない)

そう決め付けていた。



「おい、総悟」


「え?何ですかぃ?」


適当に界隈を巡る途中で、急に土方に声を掛けられ
沖田は少し驚いた。


「何だ、考え事かよ?」

「えぇ。どうやったら土方さんの首が取れるか考えてたんでさぁ」

「はぁ・・・そーかよ。」


溜息を一つ付くと土方は愛用の煙草に火をつける。
ふっと風に流れる煙と共に少し前方を歩く土方の足が止まった。
振り返り、コチラを見やるともう一度煙草を口にふくむ。
その違和感に、沖田は首を傾げて見せた。


「総悟、お前、そんなに副長になりてぇか?」

「えぇ。当たり前でさぁ」

「それは本当にお前の為になるのか?」

「・・・・・・・・どういう意味ですかぃ?」

「いや。オメェが気張ってるもんってのはそんなに大事な事なのか聞きたくてよ」

「・・・・・・・・。大事でさぁ。何よりも・・・」


(何よりも・・・・・・・・・彼女に)


に認めてもらいたい)

(ここにいる男と対等であると)



じっと睨むかのような強い視線を向ける沖田に
土方は少し顎を上げて総悟を見遣った。
そのまま目を閉じ。

「帰るぞ」

とだけ言う。


「・・・・・・・・っ」
その背中を見て。
沖田は言葉を濁した。

まだ


まだ遠いのか?

あの背を追い越せるまで
あとどの位の距離がある?

沖田は前髪の辺りを鷲掴みぐっと
目頭を寄せた。






そして
土方は
屯所の前まで戻ってくると

沖田に追い討ちを掛けるように言葉を吐き出す。



「総悟。俺はいいけどよ。に迷惑かけんじゃねぇぞ・・・・。
 ・・・おめぇは少・・・・・」

「二人して俺に何が言いたいんでさぁ!!」



言葉を遮り沖田は叫んでいた。



(何か言ってきたと思えば親の小言みてぇに!!)

二人が


互いに

思い遣る、それだけで胸が裂けそうだ。
そうやって

二人して

子供扱いして・・・・



思いっきり反逆の目をむけると沖田は屯所の中へと走っていった。
残された土方は溜息を付きながら後ろ髪を掻きあげた。

「言いたいことも言わせねぇくせによぉ・・・」











このドロドロとした感情そのものが
自分の体の中身なんじゃないかと思えた。

心の底から煮え滾る憎悪と己の情けなさに沖田は耐えられない。


暫く動けないでいると
襖の向こうからあの人の声が聞こえた。

夕食に顔を出さない沖田を案じて来たらしい。

しかし沖田は声一つ出せなかった。

その声を発したならば
醜い言葉が飛び出しそうだった。
罵倒するような酷いことを言うかもしれなかった。

沖田はぐっと自分の下唇を噛んだ。


土方に言われなくとも解っている。
愛しいこの人だけは

だけは

衝動的に傷付けたくない。

じわりと汗ばんだ手で
己の額を覆っても止まない頭痛。
口の中には僅かに鉄の香りが漂った。















気付くと数時間が経過していた。
時が経てば少しは冷静に頭も働き出してくる。

沖田はそっと部屋を抜け出し湯殿へむかった。


水でも被れば冷静になれるかも知れねェ・・・・
明日からはまた普通に振舞わなくてはいけない。
そうできなければ自分がどうにかなってしまう。

夜分も遅くなり隊士達は既に寝静まっていた。
しかし一室の襖が明かりで光っているのが見えた。
のへやである。

沖田はスッと音を立てないようにその襖横の柱に身を寄せた。
話し声がする。
こんな夜遅くに一体だれと・・・?

総悟は一番端の襖の縁から覘いてみる。


「(土方・・・さん・・・)」

今一番見たくない人物がその部屋の中にいる。
イヤでも浮かぶのは二人の間柄で
夜に通う事とはどういうことかは総悟でも良く知っている。

信じたくない。
隠し切れないショックに
総悟は目を伏せた。

静かな屯所内では耳を欹てなくとも二人の会話が聞こえてきた。
聞きたくないはずなのに
何故か沖田の足はそこから動けずに居た。

「・・・・ふふ。そうね。まぁトシが大人気ないのよ」

「そうでもねぇよ。総悟が成長しねェだけだ」


自分の名前が挙って沖田はふと顔を上げる。



。お前いい加減にあいつの事考えてやれ」

「・・・・・・・・・」

「(何の事でさぁ・・・)」

「わかってんだろ?もうアイツもガキじゃねぇ」

「でも、私達にとって総悟は大切な弟みたいなものだもの」

「(おと・・・う・・・と)」

「トシが言う事じゃないわ」

「(・・・・・・・・・・・・)」

「そうだな…。遅くまで悪かった。」


「(!?)」

ヤバイ。

出てくる。


沖田は急いで隣の部屋の戸を開けると中へ滑り込んだ。
幸運にものとなりの部屋は雑書の倉庫になっている。
瞬時に音を立てないようにして戸を閉めた。

ギシと静かな音を立てながら土方は自室の方へと向かっていった。
どうやらバレずにやり過ごせたようだ。

沖田は暗闇の中
大きな溜息をついた。

そしてそれは落胆の溜息でもあった。

「大切な・・・・弟」



たった三歳年下なだけ。
それなのに

男として

その対象からも外されていたなんて・・・



しかし。


不可解なのは二人の会話であった。

「いいかげんに・・・・」

「わかって・・・・だろ・・・・」

反復し小さな声を呟いてみる。



確証は薄かった。

しかし
そんな論理的な考えは衝動に押さえ込まれてしまう。


気付けば沖田はの部屋の襖を開け中に入っていた。




真っ暗な闇の中に布団らしきものが青白く
かすかに部屋に差し込んだ月明かりに浮かんでいる。

の顔ははっきりと見えない。
何も言って来ないという事は眠っているのだろうか。


ドクン


高鳴ったのは己の鼓動であった。

今まで無理に押し込んだ感情が鮮明になっていく。

沖田は一歩身を引いた。

「(いけない…このままだとを傷付ける…)」

その時だった。

部屋に気配がはっきりとしたのか

が声を発した。

「誰??」



ドクン


更に強くなる鼓動に
沖田はうろたえた。
その時
不意に
さっきの言葉が頭に鳴り響く


「(大切な弟・・・・・・)」



もしも・・・・・


もしも



そんな関係が


壊れるような事があれば






俺を


弟としてじゃなくて


男として見てくれますかぃ??










は返答がないのを不振に思い枕元の短剣にてを伸ばした。
しかしその手は何者かに押さえ込まれてしまう。
ギリギリとなる手首には身を固くした。
気付けば見えない何かに体の上を取られている。

女の身からしてその体制を崩す事は容易ではなかった。

「・・・・・・くっ・・・・だ、誰・・ん…」

咄嗟に誰かに助けを請おうとするも口元を掌で押さえつけられ声が出せない
必死に空いていた右手で上に被さる者を押し返すもびくともしない。

骨格や肉付きからしても男である事は明らかであった。

目がだいぶ慣れてきたもののまだその姿を克明には割り出せない。
は焦った。

しかし男は左手で抑えた口を解放し顎に手を掛ける。

「はっ。。。!!?ん・・・・・んぅ・・・」


が息を吸い込んだ直後である。
何か

やわらかいものがの口を塞いだ。

離れることなく角度を変えるそれに
口付けであるとすぐに察し、は青ざめた。

体は押さえつけられたままで抵抗が出来ない。
しかし
ここで冷静を欠いてはならない
はそっと右手を相手の顔に這わせる。
まるでソレは
男を誘うかのように頬を伝いそのまま上り、髪を撫でて首の後ろにまで及ぶ。

男は明らかに躊躇した様子であった。
その一瞬の隙に唇がはなれる。

には確信があった。


やわらかい肌
細い眉毛に
長い前髪

サラリと伸びた
その後ろ髪

首の華奢な細さ・・・・




「・・・・・そう・・ご」

「・・・・・・。・・・・・」

力なく漂うその声には体に入れていた力を解いた。
現状は変わらないものの、身内と知れただけでもその警戒心は大きくかわる。

しかしその対応も沖田には不快だった。


「もう抵抗しないんですかぃ?犯されるかもしれないってのに」

「・・・・・。総悟だって解って安心しただけ」

「俺が・・・弟みたいに可愛くしてるとでも?」

「さぁ?・・・総悟は何がしたいの?」


余裕があるのだろうその声に総悟は
腸が煮え滾りそうだ。

何が?

「今の関係を壊しに・・・」

「・・・・・・!!」



総悟は起用に掛け布団を追いやったかと思うと
すぐにの寝巻きを引き剥がしにかかった。

流石にの右手がソレを制止しようと邪魔をするが
馬乗りになる沖田に両手をくくられてしまう。


すぐに露になったの白い肌に沖田は見入ってしまう。
僅かな光に映し出されるは今まで喉から手が出るほど欲しかったモノ

首筋に喰らい付いては音を立て吸い上げる。
赤く自分の刻印をなんども押し付けての体を染め上げた。


「ん・・・・総悟・・・・あっ・・・」


沖田の左手の愛撫が胸のふくらみに触れ、やわとその感触を楽しみだす。
はその感覚に抗うように身を捩じらせた。

小さく喘ぎ始めたをみて、機嫌が良くなったのか
総悟の口付けが舌先の刺激にかわる。

時に舌全体でねっとり舐め取るようにしながら胸の突起の方へと下がってゆく。
その目的までたどり付くとその周りを刺激するようにした。


「あぁ・・・・んぅ・・・はぁっ・・・イヤ・・・」

「イヤ?随分と固くなってますぜぃ??」


片方は左手で突起を摘み、弾いたりして刺激を続けながら
一方はそのまま口に含んで、舌で転がす。

「ぁ・・・・んん・・・ぁぁ・・・っ」

甘くなるの声に沖田も落ちていく。

何度か
女は
抱いた事があった。

遊び半分だったり
ただの欲求の発散場所だったそれらとは

まるで違う


この瞬間が
往年の生活全てを凌駕する。


己の服も脱ぎながら沖田は下の方へ舌を忍ばせた。
腹部を伝いそのままの下肢を割るように身を入れて足を開かせる

ぴくんと反応するその腕に抵抗の色が見えなくなったことを確認しつつ沖田は
拘束していた腕を解いた。

何より沖田自身、腕を片方縛られるのがイヤだった。

力なく外れるその腕を見つつも沖田はすぐさまの秘所に触れた。
下着越しにでも解るほど湿りきったそこに沖田は口角を上げる。

筋に沿い上下させて摩ってやるとはより甘美な声を上げた。


「ああんっ・・・い・・・はぁっ・・・んん・・・」

「こんなに濡らして。そんなにイイですかい??」

「そ・・・ご・・・あぁ・・・いやぁ・・・」

「まだイヤ?あぁ直に触って欲しいって事ですかぃ?…はは」


サディスティックに笑って
そのまま指を下着の隙間から滑り込ませた。


「うわ・・・グショグショでさぁ・・・淫乱・・・」

「あぁっ・・んぅ・・・ああん・・・!!」


指をそのまま膣内へ挿入し、のヨがるポイントを探っていく。
ビクンと体が反応する所を見つけると沖田は執拗にそこを攻め続けた。

甘くあがる嬌声に理性は片隅にも残らない。
ひたすらその声が聞きたくて沖田は攻めた。

「あぁ!!!駄目ぇ!!総悟っイ・・・・・」


ビクリとの体が反れたと同時に沖田の指を思い切り締め付ける。
達してしまったのを確認した沖田はゆっくり指を引き抜いた。



はぁはぁと肩で息をするの目の前に
愛液で濡れた指をちらつかせそのまま見えるように口に含んだ。

とろりとした目ではソレを見ていた。


「イったばかりじゃ入れられねェ。少し味あわせて貰いますぜぃ?」

「え??いやっ、そ・・・総悟ぉっ」


その、の抑制も虚しく沖田は秘所に顔を埋める。
するりと下着を剥ぐと露になるソコに舌を這わせた。



「あぁ!!ぃやぁ・・・はぁんっ・・・ああ」



がくがくと開かれた足が小さく揺れているのが伝わってくる。
そのまま滴る愛液を舐め取ると舌をより奥へ忍ばせようとした。
の体がビクンと震える。
その反応が可愛くて、沖田は舌でゆっくりと愛撫を続ける。


焦らした様なそんな仕種には身を引こうとする。
ソレを見て沖田はの腰元を掴んで固定した。


「もうそろそろいいですかィ?また一人でイかれても困るモンで・・・」

「あ!!あぁ・・・!!!」


沖田は言葉と同時に昂っていた己自身を挿入していた。



ずぷ

と結合部がら卑猥な音が鳴り響く。

この静かな真選組の屯所の中の音は



この嬌声と官能的な水音のみだろう。




濡れたのソコはすんなりと沖田を受け入れてしまう。
際奥まで突き上げると沖田は一度身を止めた。



「はぁっ・・・・・・・こんなにも熱い・・・」

「はぁっ・・・んぅ・・・総悟ぉ・・・」

身を重ね、愛しく何度も唇を重ねた。
角度を変えては弄る様に何度も何度も。


僅かに開いたその隙間から沖田は舌を指し込み
口内をも犯す。
舌を絡めどちらのものかも解らない唾液が
の口元を流れた。


全てが繋がれた今に陶酔するかのように
沖田は貪る。


「はっ・・・・・・・」
「はぁっ・・・はぁ・・・っ」

名残惜しく離された唇に銀糸が伝う。





「ひゃぁっ!っっああ!!ああん・・・っ」

そのまま沖田は腰を揺り動かした。
快楽の声を聞いてそのまま激しく攻め立てる。


「はぁ・・・こんなにイイんならさっさと抱いとくべきでしたねィ」



なんども突き上げては、強弱をつけて
抜き挿しを繰り返した。


「はぁっ・・・・・・・」

「ああん!!そ・・・総悟ぉ!!」

「・・・・あい・・して」



(愛してまさぁ・・・心から・・・)


激しくなる律動に沿って高く鳴いた
ドクンと身が動く。
強い締め付けに総悟自身も
その欲望を全ての中に放った。





















隣ですやすやと寝息を立てる
総悟は優しく微笑んだ。

「弟は姉さんにこんな酷い事はしやせんよ・・・」


そのまま
の額に優しくキスをした。

服を羽織ってそのままの部屋をあとにした。






明日
どんな顔をして


顔をあわせたらいいかなんてのは
一瞬考えたけれども

すぐに頭から離れていった。

そんなことよりも


沖田にはこの既成事実の喜びの方が大きいからだ。

確かに

自分はを抱いた。

そして

その事実は

明日も

これからもずっと変わらない。


変わったのは

が抱いていた
甘い沖田への概念。


壊したのは

擬似家族のようなものの絆。


そんなものは初めから
いらなかったから。






また

あの躰を欲する自分が
表れるだろう


あの

味は

甘すぎる。














・・・・

確かな愛が

ここに





あるって事を



知ってもらえただけで


俺は満足なんでさぁ・・・・
























END



2006/02/13








★★★愛★★★歪★☆☆☆★★★★★愛★★★歪★☆☆☆★★★★★愛★★★歪★☆☆☆★★★★★愛★★★歪★☆☆☆★★


あとがきぃぃぃ!!!!!



ぎゃっ!

ここまで読んで下さったのですね・・・あわわ!

なんだか暗くて本当にすいません!!
沖田の闇が書きたくてしょうもない者です(汗)

久しぶりの夢更新なのに
今回はまるで悲恋ですね。
でも
私の中でこのヒロインは沖田の気持ちに戸惑っているといいと思います。
愛してもいいのだろうかと。

あとコンセプトは
「何かをぶち壊す瞬間」でした。

土方の一言、さんの一言、沖田の衝動・・・ってところですか。

あと今回は温いのか全くわからないのですが、自分の中で激裏夢です。ハイ。
そのつもりです。
書いてて何が恥ずかしいってそりゃぁ
それまで空っぽだった描写が床入り始まった瞬間厚くなる自分にですよ(爆)

内容がペラくて本当にすいませんでしたぁぁ。!!


あ、今回はたくさん言い訳してる。うん。


アンケで裏に入れてくださった方々にすこしでも添えていれば
と思います(マダオ<まるで駄目なお話>ですがぁぁぁぁ)


ここまで読んで下さった様!!!

ありがとうございました!!!!




yuki.kiryo